この連載は「よつばと！」の単行本第1巻から第13巻までのネタバレが満載ですので読者の方はそれを前提に読んでもらえればと思います。

書誌事項
題名	よつばと！第1巻
巻数	第1巻
発売日	2003年8月27日
初版発行	2003年9月15日
著者	あずまきよひこ
発行者	佐藤辰男
発行所（出版社）	株式会社メディアワークス※現アスキー・メディアワークス
発売元	株式会社角川書店※現角川書店
編集・デザイン	里見英樹
印刷・製本	図書印刷株式会社
企画・制作	よつばスタジオ
定価	600円※税別
キャッチコピー	いつでも今日が、いちばん楽しい日

基本情報
話数	第4話
タイトル	よつばとあいさつ
設定月日	7月21日（月）
想定される時間帯	昼前〜昼過ぎ

第4話は綾瀬家のかーちゃんとよつばの顔合わせ、および綾瀬家の女子供とジャンボの顔合わせというハッキリした目的があり、それに沿う形で物語が進みます。

まずは町内会の書類を預かったかーちゃんと寝転がって雑誌を読むふーかのシーンから。
ふーかの読んでいる雑誌は「第2話 よつばとあいさつ」で本屋に買いに行ったものでしょうかね？
ちなみに主要キャラである（？）綾瀬家のかーちゃんの初登場シーンです。


町内会の役員かなんかをしているのであろう大塚さんに「お隣に引っ越してきた方にコレ渡しといてもらえますか〜」なんて感じで頼まれたのでしょう。でも中身を見てもイマイチ内容が分かっていないようでふーかに見てもらいます。
残念な子ではあるが近所付き合いとかは得意なふーかはそれが町内会の入会に関する書類でそれを小岩井家に渡すものだと気付きます。
またお手伝いも積極的にこなすふーかは、さも当たり前な感じで「もっていってくる」と言って小岩井家に向かおうとします。
その様子にかーちゃんは「あー お母さん　風香産んで　正解だったわ―」と関心するのでした。




その後、かーちゃんは「でも　あさぎは失敗」と不穏なことを言います。


理由といえば「あの子きのう　私のアイス食べたのよ」「許せないわ」とただあさぎにアイスを食べられただけみたいです。
かーちゃんとあさぎは同族嫌悪なのか何かとやり合う事が多いようですね。
まぁ、ただただお互い遠慮が無いと言うだけではありますが。


ちなみにあさぎの食べたかーちゃんのアイスというのは第3話のこのシーン。





そして、小岩井家のシーン。
とーちゃんが窓にかけるカーテンのサイズをメジャーで図ったり・・・



鳴ったチャイムの音についてよつばにレクチャーしたりしています。



予定としてはジャンボが来るはずだったのですが、先程の町内会の書類をもったふーかでした。



パンツ丸出しのとーちゃんは「俺は服を来た方が　良いですね？」と言い、一応着替えに行きます。
よつば曰く、「とーちゃんは　いっつもパンツ　まるだしだ！！」とのことで、実際夏の暑い時期、とーちゃんはいつもパンツにシャツ一枚で過ごしています。

着替えてきたとーちゃんとふーかは町内会についてあれこれ話たりしつつ、書類にサインしていますが主体性がなく言われたからサインしている感じがとーちゃんらしい（？）感じがします。
よつばといえば、先程のメジャーでいたずらをしてとーちゃんに怒られちゃいます。




その後、おそらくメジャーの流れだとは思いますが、とーちゃんがカーテンとかお風呂のマットとか洗濯機、あと本話の鍵となるテレビの購入について話します。
するとテレビを購入したばかりの綾瀬家でリサイクルに出す予定の古いテレビが余っているのでいりますかとの提案があり、受け取りに行くことに。





するとまたもやチャイムがなり、今度こそジャンボが登場します。
初めて会ったジャンボの大きさにふーかは思わず「でか！！」とそこそこ失礼なことを口走ります。


失言に赤面し「あ　こ　こんにちは」と言い直すあたりは可愛気がありますね。

ただそんなふーかを目撃したジャンボは


ふーかの「美少女」っぷりに我を忘れ、取り乱しています。（笑）
まぁ、ノリでやっているし、以後物語を通してこんな感じで大騒ぎしています。おそらく学生時代にとーちゃん、ジャンボそれにやんだが揃うともっと酷かったのだろうと想像します。
落ち着きを取り戻したところでふーかがよつばの友達として紹介されたジャンボは再びふーかを美少女と持ち上げます。
まいったなぁ〜という感じを出しつつも、満更でもないふーかは可愛いですね。


その後、テレビをもらいに、とーちゃん、よつば、ジャンボ、ふーかの4人で綾瀬家に向かいます。


ちなみにジャンボが「ヤンダ　暑いから　来ねえって　やっぱ　ダメだー」と言っているので今日来る予定だったんでしょうね。
また当話は月曜日ですがやんだは休みなのでしょうか？車で営業しているのでちょこっと顔を出す程度だったのでしょうか？




で、かーちゃんとジャンボの初対面。


やっぱり「でか！！」ですね。
そりゃ、210cm の人間なんてそうそう見ないですもんね。
ただふーかと違って失礼なことを言ったとか反省して言い直したりはしません。「どーしたの　あんた！」とまるで何かのきっかけで急に大きくなった様なことを言います。
かーちゃんらしい可愛気のない反応です。

するとひょこと顔を出すよつばに気が付くかーちゃん。
三姉妹に聞いていたのでしょうね。「わーかわいい！　あなたがよつばちゃんね！」と。
よつばは（毎日）遊びに行って良い了承をかーちゃんにもらいつつ「アイスクリーム　ください！！」と欲望に忠実です。
かーちゃんも面白いもの見つけたとばかりに「じゃあこっち　おいで」とアイスを与えています。


とーちゃん恐縮！




次はあさぎとジャンボの初対面。


あさぎも「でか！！」ですね。
かーちゃんと同じく言い直しはしません。しかも挨拶をするだけでその後、当たり障りのない反応。デカさ以外、あまりジャンボに興味が無いのでしょうね。

そんな正統派美人のあさぎにジャンボは一目惚れしちゃいます。
ふーかに紹介されて、あさぎに「竹田　隆です」と本名で名乗ったり、「そんなに大きいと　服探すの大変　そうですねー」と言われ、「いえ！　俺は裸でも　大丈夫ですから！」と変な感じになっちゃってます。

あさぎはあさぎで「テレビの回収　ありがとう　ございました！！」と言っているところからただの粗大ごみ回収業者と間違っているんじゃないかと。




最後はえな。

もらったテレビをとーちゃんと 2人で抱えたジャンボが綾瀬家の玄関前で帰ってきたえなと出会います。


もちろん「でか！！」です。

常識人のえなはハッとして「あ　す　すいません　おおきいですね・・・」と言い直した途端、ジャンボが「がおーつ」と一吠え。
ビックリしたえなは走って逃げるんですが、どてっと転んじゃいます。





慌ててリビングに駆け込んだえな。
玄関に大きい人がいたとみんなに伝えると「ジャンボさん」やら「竹田さん」やら「きりんさん」やらと・・・
えなが「でも　がおーって　言ってた」というと「がおー？」とちんぷんかんぷんな反応をするというオチでした。





綾瀬家の面々はジャンボのことは全然知らない様子でしたね。
おそらく同じような地域に住んでいる思われる 210cm の花屋の息子とかってローカル有名人だったりしないんでしょうか？
ジャンボは車で小岩井家に来るのでメチャクチャ近くということはないのでしょうが、第3巻「第17話 よつばとフラワー」ではふーかが自転車でフラワージャンボに訪れたりできる程度の距離なので関わりのない地域ではないと思うんですよね。
まぁ、綾瀬家がいつから住み始めているのかにもよるんでなんとも言えませんが。








下の表は第1巻の第4話までに登場した主要キャラとそれらと絡んだモブキャラの一覧です。
とりあえず 1巻づつでまとめていきたいと思います。

第1巻の登場人物
顔	名前	話数							登場 回数	総登場 回数
		1	2	3	4	5	6	7
	よつば	○	○	○	○				4	4
	とーちゃん	○	○	○	○				4	4
	ジャンボ	○	×	×	○				2	2
	やんだ	△	×	×	△				0	0
	ふーか	○	○	△	○				3	3
	えな	○	○	○	○				4	4
	あさぎ	○	○	○	○				4	4
	かーちゃん	×	×	×	○				1	1
	ばーちゃん	×	×	△	×				0	0
	じーちゃん	×	×	△	×				0	0
	近隣に住む 女性	○	×	×	×				1	1
	近隣に住む 上村さん	×	○	×	×				1	1
	近隣に住む 大塚さん	×	×	×	△				0	0